ツボのおはなし
ツボとは?
ツボという言葉は一般の方も耳なれていると思います。鍼灸におけるツボの説明を致します。
鍼灸では「ツボ」という考え方のもとに施術を行っています。一般の方の感覚では「押すと気持ちいい」「押すと痛い」という場所がツボということになります。古典の鍼灸は現代の鍼灸とは異なり、西洋医学の影響をほとんど受けていません。そういうわけで、現代鍼灸と古典鍼灸ではツボの考え方が違います。
古典鍼灸では基本的にはツボの場所は一定で、ツボ刺激によって、気(精神的、神経的、機能的変調)、血(血液内分泌、血液循環と心や肝などの変調)、水(体液および水分代謝の変調)を調整することが中心となっています。
現代鍼灸は、気・血・水のみならず、解剖学的見地から筋肉や腱に作用するツボをとらえます。筋と筋が結合するところ、筋肉が骨とつながるところをツボと考え、そこに鍼灸を施術します。これによって痛みやしびれを軽減することができます。








